【豆知識】核家族と孤独死について
1960年代の核家族率の増加と共に、それまではあまり使われていなかった「核家族」という語が一般に広まり、日常用語となりました。
全国の国勢調査の核家族世帯の割合は約60%です。
現在は小世帯化が進み夫婦と未婚の子供からなる核家族が代表的な世帯形態となり、高齢化社会で老人世帯も年々に増加しています。
なかでも高齢者の単身世帯が著しく、孤独死という言葉が聞かれるようになりました。
2003年、東京都23区による単身世帯の突然死は4125人であり、同年23区の総死亡数は約6万人。
年齢・死因に関わらず独り暮らし者が死にいたる割合が6%超と非常に高い割合であることが窺えます。
単身世帯の年齢別では、65歳以上が1,451人(3.5%)、
50歳代が868人・60歳代が約978人計1,846人(4.6%)となり、年齢に比例することは無く、特に男性が多いようです。
65歳以上の1,451人については死亡発見者の約4割が家族で、過半数が保健所福祉事務所・管理人・隣人・知人・他であります。
さらに兵庫新聞ニュースによると、県内2002年孤独死の発見までの時間は、 770人のうち1週間以上が110人(18%)、1ヶ月以上が31人(5%)というデータでした。
厚生労働省の政策研究機関・人口問題研究所発表では、2030年の日本は、「3世帯に1世帯以上が独り暮らし」となり、
「独り暮らしのうち約39.3%が65歳以上」という推計がまとまったことが明らかになりました。
独り暮らしの増加を背景に孤独死に至るケースは将来的に増える可能性が非常に高いのではないでしょうか。
孤独死防止にむけて
行政やNPO団体が孤独死防止についての取り組みを行っています。
多くの方にとって決して他人事ではない孤独死について、以下に、ある取り組みを行っている団体の実例を記載します。
孤独死が深刻化しており、全国で年間2万5000〜3万人にものぼる一方で、
身近な隣人や友人が孤独死寸前の人を見つけて救助する確率が高いとされている。
とある団地では5,400戸中、約1200戸が独り暮らしで、孤独死と判定されたのは31人。 男性が19人で女性より多かった。 年代構成は男女で大きく異なっていた。男性の孤独死は50代以下が最も多く、 60、70代になるにつれ減っていた。離婚や未婚に失業も重なる独り暮らしの男性が目立つ。
孤独死を疑って通報された65例で、 親族の発見は9例にとどまった。1人を除いて孤独死や自殺だった。 隣人や友人らが発見したのは30例で、救助率は最も高く、30%に上った。 民生委員らが発見したのは26例で、孤独死は42%、誤報が多かった。
親族以外の人々の発見で12人が救助された。 孤独死した場合も周りが異変に早く気付き、死後3日以内に見つかるケースがほとんど。 これは取り組みを行っている住民活動の成果といえる。
孤独死ゼロ作戦”をすすめる、ある団地のコミュニティでは、
「孤独死は生活習慣が原因だ。飲んだくれて、人とコミュニケーションの下手な男性が危ない」と強調する。
同団地の孤独死予防活動では住民同士のあいさつを重視する。 「向こう3軒両隣のあいさつは人と人のきずなをつくる元だ。 一番安上がりで効果的対策だ」と言われている。
以下に当てはまる項目が多い方は、気をつけていただきたい。
- 独り暮らし
- 友達がいない
- 挨拶をしない
- 人のことに無関心
- 身内がいても連絡をとらない
- 催しに参加しない




